• 就職における新卒採用の歴史

    JUN 01 2016

    まず日本の新卒一括採用を語る上で欠かせないのが、戦後の高度経済成長期です。大学への進学率も上がり、能力と体力のある若い労働者は成長著しい企業にとって魅力的なものでした。そこで企業は新卒で優秀な人材を一括で採用し社内で教育を行い、勤続年数が伸びるごとに昇給する年功序列型と呼ばれる日本独自の新卒採用システムを確立していきました。加えて1968年から学生による企業への自由応募もはじまり、現在に続く新卒採用の就職活動の基盤が作られていきます。

    また自由応募がはじまったことで、企業と学生をつなぐ就職情報産業も生まれました。それにより1980年ごろからは手書きのエントリーシートや入社の筆記テスト、そして人事担当者との面談など、どこの企業でも似たような形で新卒採用が行われるようになってきました。バブル期や氷河期、リーマンショックなど売り手買い手市場の違いはありましたが、今でもこの新卒一括採用の形式は維持されています。

    英語学習ソフトの超字幕を購入したいのですが、神戸のジュンク堂に行... - Yahoo!知恵袋

    ただ新卒採用による大きな変化の一つとして、インターネットの復旧は大きなポイントとなるでしょう。インターネットが普及したことによって、この自由応募の幅が大きく広がりました。学生側にとっては、説明会やOB訪問以外にも、企業の情報をさまざまな方法で得ることができるようになりました。理系の学生は学校推薦や教授の紹介で就職の道もありますが、文系学生のほとんどは何十社という企業へエントリーシートを提出します。もちろん従来の手書きでの提出を求める企業もありますが、電子データでのエントリーシート作成も増えてきました。このように就職したい企業に手軽に応募できることも、エントリー数が増加している要因になっています。

    また企業側にとっては、魅力的な学生にいかにして応募してもらうかが大きなカギとなります。よって就職情報サイトなどの電子ツールの活用と、合同説明会やリクルーターなどの人海戦術の異なるアプローチを通して、より多くの学生の獲得に挑んでいます。以上のことから、新卒一括採用という形式は変わっていなくとも、その中身は時代とともに少しずつ変化していることがわかります。